ノーマル状態ではなく、キッズ用のセッティングを施してあります。
小学校中学年の子どもさんが、楽しくオフロードを走ることができる様なセッティングです。
さて、ノーマルと、どこが違うでしょう。
たとえば、ギアクランクです。
ノーマルは170mmの長さのクランクが標準で装備されていますが、これを152mmのクランクに変更しています。
そして、ギア(チェーンリング)のセッティングでは、アウターギアに36Tをセットしています。
欧米から日本へとやってきた、スポーツサイクルですが、その当時より、特に足の長いヨーロッパの人向けに作られたクランクが、そのまま彼らよりは足の短い、我々日本人に使われています。
大人にも長いといわれるクランクを、子どもたちにはとても使いきれません。
そこで、現状、マウンテンバイク用として一般入手できる最短のものが、この152mmのものになります。
また、アウターギア も標準の42T 、これが子どもたちにまともに踏めるでしょうか?
実際には大人でも、アウターギア42T などをを踏めるのは、それなりにトレーニングをしている人たちですから、子どもたちには無理があります。
それと、キッズ用のセッティングの中で、サスペンションストロークを下げたりして、車高を下げる 、ということも行う関係上、最低地上高に影響が出る42Tよりも、36Tを組み合わせた方がはるかにロードクリアランスを稼ぐことができます。
もっとも、専門家の西井さんによれば、アウターは必要ないという考え方もあるので、その場合はバッシュガードを取り付けるとよいそうです。
膝に負担をかけるようなギアは不要というわけです。
つまり、「体の柔らかい、子どものうちには無理をさせない事」であり、それが、楽しく・安全にマウンテンバイクに乗れることにつながる、ということです。
このような、キッズセッティングについてのお話のつづきは次の機会に。
まずは、8月7日~8日に、白馬で行われる、全国小中学生マウンテンバイク大会の会場にて、少々お話をさせていただく予定です。
おしらせ
8月1日 日曜日より、8月8日 日曜日まで 出張につき、店主不在になります。
(白馬さのさかにて、マウンテンバイクサマーキャンプと、大会のスタッフをしています。)
店頭には、留守番がおりますので、急用の際はお申し付けください。
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。